「ジビエから考えるSDGs」を開催しました
2025.09.01
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持続可能な社会の実現のために、本学主催の「ジビエから考えるSDGs」を、8月8日に北広島町まちづくりセンターで開催しました。北広島町内在住親子や鶴学園関係の親子、本学学生、教職員など、合わせて44名が参加しました。
近年、農村地域ではイノシシやシカなどの野生鳥獣被害が深刻で、地域の農業や林業への被害が後を絶ちません。そこで、増えすぎた野生鳥獣を捕獲して、ジビエとして美味しく食したり、革製品として利用する試みが全国で進められています。
北広島町では、3月にジビエ加工施設がオープンし、これまで捨てるしかなかったイノシシやシカを衛生的で美味しい食肉として販売できるようになりました。
講演会では、北広島町のジビエコンソーシアムの講師よりイノシシやシカの生態やジビエ利用について動画を使った説明があり、小中学生を含む参加者は大変興味深く聞いていました。
イノシシやシカの生態やジビエ利用の説明
建築デザイン学科の太田さん(岡山県立岡山城東高等学校出身/岡山県)は、「森林循環と木材利用(木皿)から考えるSDGs」をテーマに発表しました。また、所属ゼミで北広島町のヒノキを使った木皿を作り、試食会用として参加者全員に配布されました。
太田さんの講演
昼食はジビエ料理の試食会として、イノシシのタコスや、イノシシとシカの焼肉の食べ比べが提供されました。北広島町ジビエコンソーシアムのメンバーが捕獲・調理した料理は、初めてジビエを口にした人はもちろん、経験者からも「これまでにない美味しさ」と大好評でした。
堪能したジビエ料理「イノシシのタコス」
食後はワークショップを開催し、北広島町の住民や鶴学園関係の親子・学生・教職員がグループとなって、地域のジビエをより活用する方法について話し合いました。SDGsの17の目標を達成するためには、特定の地域だけで取り組むのではなく、幅広い地域が共通の認識を持ち、協力して解決をめざすことが重要です。今回のワークショップは、都市部に暮らす親子・学生と地域住民が一緒に考える貴重な場となり、さまざまなアイデアが生まれました。
ワークショップの様子
最後に4グループによる発表が行われ、最優秀賞が決定しました。メンバーの一人である甲田さん(広島県立可部高等学校出身/広島県)は、「卒業研究のテーマを『森の循環』にしていますが、今回の講演やワークショップを通じて、単なる地域活性化にとどまらない、新しい向き合い方を考えるきっかけになりました」と話していました。
最優秀賞のグループ発表
本イベントは、学生グループ「SDGs Action Members(SAM)」を中心に、教職員や北広島町関係者と連携し、企画から運営まで一体となって実現しました。さらに今年度は「地域の野菜から考えるSDGs」といった新たな取り組みも計画しています。
今後も広島工業大学は、このような活動を通じてSDGsの浸透を図り、持続可能な社会の実現に向けて地域に貢献してまいります。