日本設計工学会2025年度春季大会で、本学大学院生が優秀発表賞を受賞しました!
2026.01.06
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大学院 工学系研究科 博士前期課程(修士課程)機械システム工学専攻2年次生の 矢野快斗さん(島根県立松江工業高等学校出身/島根県)、前田翼さん(岡山県立瀬戸高等学校出身/岡山県)が、2025年5月24日・25日に開催された「2025年度春季大会研究発表講演会」に出場し、日本設計工学会学生優秀発表賞を受賞しました。
表彰状と盾を手にする矢野さん(右)と前田さん(左)
本大会は公益社団法人日本設計工学会が主催し、日本大学 理工学部 船橋キャンパスにて開催されました。全国の大学から教員・学生が集い、研究成果の発表や活発な議論が行われる学会です。今回は、約46名の発表者が参加しました。
以下に、受賞後に行った矢野さん・前田さんへのインタビューをご紹介します。
▶公益社団法人日本設計工学会HP
■今回の研究発表では、どのような内容を発表しましたか?
今回発表した研究テーマは、「リカレンスプロットと畳み込みニューラルネットワークを組み合わせた漏水検出技術の開発」です。
日本では、水道管の老朽化により、漏水が原因となる地盤沈下や断水などの問題が増えています。特に小規模な漏水は音が小さく、人の耳では聞き取りにくいため、発見が遅れてしまうという課題があります。さらに、人口減少に伴う労働力不足の影響もあり、センサを活用した無人の漏水検出技術が求められています。
本研究では、水道管から得られる音の時間的な変化パターンを可視化する「リカレンスプロット」と、画像認識などに用いられる畳み込みニューラルネットワーク(AI)を組み合わせた手法に着目しました。
水道管の材質や水の流量、センサの設置位置など、さまざまな条件下で実験を行った結果、幅広い環境において漏水を検出できる可能性を示すことができました。

リカレンスプロットの例(正弦波の場合)。
音の変化パターンを可視化したもので、可視化したデータを畳み込みニューラルネットワークに入力し、漏水の有無を判別する。
■学会で発表してみて、どのような学びがありましたか?
他大学の先生や学生の方々から、自分では気づかなかった視点の質問をいただき、研究をより良くするためのヒントを多く得ることができました。
また、発表中に、内容を理解している人と難しく感じている人とでは表情や反応が異なることに気づき、一人でも多くの人に伝わるように説明することの大切さを学びました。緊張しましたが、とても実りのある経験になりました。
ゼミ室でデータ解析に取り組む様子
■今後の研究や目標について教えてください
今後は、実際の現場で活用できるよう、システムの開発や、より高精度な分析手法の研究を進めていきたいと考えています。
また、今回の学会発表を通して、「分かりやすく伝えること」の難しさを実感したので、今後の学会発表や修士論文の発表にも、この経験を生かしていきたいです。
矢野さん、前田さん、このたびの受賞、本当におめでとうございます!今後のさらなる研究の発展と活躍を期待しています。
▶大学院 工学系研究科 博士前期課程 機械システム工学専攻