AIで未来を切り拓く― 県主催イベントで起業部学生が地域課題解決に挑戦しました
2026.03.04
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本学の起業部に所属する学生2人が、2026年2月10日に開催された広島県主催イベント「AIで未来を切り拓く~『地域×AI』広島からの挑戦~」に登壇し、AIを活用して離島の地域課題に取り組んだ約半年間の成果を発表しました。
事例発表に参加した学生たち
■次世代クリエーターが提案する「ゆるっとAI」
本イベントは、経済産業省中国経済産業局が主催するセミナーイベント「Tech To The Future 2026」の一環として開催されました。「地域×AI」をキーワードに、AI活用の先進地としての広島の認知度向上を目的としています。
学生によるアイデア発表のテーマは、「次世代クリエーターが提案する"大崎上島×ゆるっとAI"」。
本学のほか、広島大学、広島市立大学、広島商船高等専門学校の学生計7人が2チームに分かれ、約半年にわたり瀬戸内海の離島・大崎上島を訪問。現地でのフィールドワークを通して、地域課題と真摯に向き合いました。
■現場の声を形に― 島の課題を解決する多彩なアイデア
佐々木造船株式会社の課題解決に取り組んだチームには、情報学部 情報工学科2年次生の河村さん(山口県立岩国高等学校出身/山口県)が参加しました。
実際に造船所を訪問し、現場でヒアリングを実施。外国人技能実習生とのコミュニケーションに着目し、咽頭マイクと造船用語辞書を組み合わせることで、騒音の激しい環境でも正確な意思疎通が可能となるシステムを考案しました。
開発の難しさと学びを語る河村さん(左)
大崎上島町観光協会の課題解決に取り組んだチームには、情報工学科1年次生の赤瀬さん(新田高等学校出身/愛媛県)が参加しました。
島の関係人口(ファン)を増やすことを目標に、観光スポットでAIと自然な会話を楽しみながらガイドを受けたり、クイズ形式で島の知識を学んだりできるシステムを開発。島民とのコミュニケーション促進や観光情報の集約・可視化といった要素も盛り込みました。
ファン創出のための要素を示した発表資料
発表後には、大崎上島の谷川町長や広島県の横田知事から、「学生ならではの視点と挑戦を高く評価したい」との講評をいただきました。
学生たちの健闘を称える横田知事
産学官の来場者で賑わう会場
■参加した学生の声
佐々木造船の課題解決に取り組んだ河村さんは、
「最終的な完成には至らなかったことで、役割分担や目標設定の重要性など、教科書では学べない多くの反省と気づきを得ました。この悔しさを次の開発に活かしたいです」と語りました。
大崎上島町観光協会の課題解決に取り組んだ赤瀬さんは、
「毎週オンラインミーティングを行い、チーム内のコミュニケーションを徹底しました。意見を出し合いやすい環境づくりが、プロジェクトを形にする原動力になったと感じています」と話しました。
2人とも、プロジェクトを通して、技術面だけでなくチームで取り組むことの難しさや大切さを実感したようです。
発表を終え、充実した表情の河村さん(右)と赤瀬さん(左)
現地でのフィールドワークを通じて、学生たちは技術力の向上だけでなく、「人とのつながり」や「現場の熱量」を肌で感じる貴重な経験を得ました。
広島工業大学は、これからもテクノロジーを通じて社会課題の解決に挑戦する学生たちを力強く支援してまいります。