本学大学院生が、2026年度軽金属奨学会特別奨学生に採択されました
2026.04.30
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大学院 工学系研究科 博士前期課程 機械システム工学専攻2年次生の小田原圭汰さん(広島県立尾道東高等学校出身/広島県)が、2026年度軽金属奨学会特別奨学生に採択されました
本奨学金は、軽金属分野において将来、学術・産業界を牽引することが期待される大学院生のみを対象とした、返還不要の給付型奨学金制度です。指導教員からの厳格な推薦を前提に、全国から応募した学生の中からごく少数のみが選抜される、極めて狭き門として知られています。
今回の採択は、小田原さんのこれまでの研究実績に加え、研究構想の完成度および将来性が全国レベルで高く評価された結果といえます。
特別奨学生の認定証を手にする小田原さん
■今回の奨学金制度について教えてください
本事業は、軽金属分野の人材育成を目的に、研究に専念できる環境を提供する制度です。 学費補助(修士課程:年額120万円、博士課程:年額300万円)に加え、 年間150万円の研究費が交付されます。 交付期間は最大4年間で、軽金属に関する分野を専攻する大学院生が対象です。
▶公益財団法人東洋アルミ軽金属みらい財団HP
2026年度特別奨学生 認定書授与式の様子
小田原さんの奨学生インタビュー
■現在取り組んでいる研究内容を教えてください
アルミニウム合金における水素脆性機構の解明に取り組んでいます。 水素脆性とは、水素の影響により金属の靭性が低下し、脆くなる現象です。 特に、実用アルミニウム合金の中でも最も高い強度を有する 「7075アルミニウム合金」は、水素脆性が生じやすいという課題があります。 このメカニズムを解明することで、輸送機器分野における構造部材のさらなる軽量化や、 水素社会の実現に貢献できると考えています。
三点曲げ試験機を用いて荷重を加えている様子
■選考で評価された取り組みは何だと思いますか?
HITチャレンジ制度 で取り組んだ 「CanSatプロジェクト」と研究活動であると考えています。
「CanSatプロジェクト」とは、小型の惑星探査ローバーである CanSatの開発に取り組むプロジェクトです。 学部3年次に立ち上げ、リーダーとして運営に携わりました。 また、研究成果を学会で発表し、これまでに4件の学会賞を受賞しています。
失敗を恐れず挑戦を続けながら、研究に取り組む小田原さん
■将来の目標を教えてください
軽金属分野の最前線で活躍し、産業界の発展に貢献できる人材になることです。 また、研究の面白さや材料の魅力を次世代に伝えられる研究者をめざしています。
今回の採択を励みに、研究へのさらなる探究と挑戦を続ける 小田原さんの今後の活躍が期待されます。