西日本最大級のIT総合展示会「ひろしまIT総合展2026」に出展しました
2026.11.02
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2026年10月15日・16日、情報学部情報工学科の大谷幸三教授のゼミに所属する学生を中心とした情報学部の学生が、広島県立広島産業会館(西展示館)で開催された「ひろしまIT総合展2026」に出展しました。
ひろしまIT総合展は、西日本最大級のIT総合展示会で、IT関連企業や教育機関などが最新技術や研究成果を発信するイベントです。
学生たちは来場者への説明も自ら担当し、介護施設と共同開発を進める見守りセンサーをはじめとした研究成果を紹介しました。
来場者に研究成果を説明する学生たち
■学生が研究を発信 IoTで地域の課題に挑む
本学ブースでは、大谷ゼミが中心となって取り組むIoT関連の研究を紹介しました。説明役を務めたのは、大学院生と学部生の3人。卒業研究や共同研究の成果について、来場者に分かりやすく説明しました。
大学院工学系研究科博士前期課程情報システム科学専攻2年次生の田川さんは、介護法人と共同研究を進める見守りセンサーを紹介しました。この研究では、寝たきりで排泄状況を自ら伝えることが難しい人のベッドにマット型センサーを設置し、おむつ内の排泄を検知して介護者へ通知します。現在は介護施設で実証実験を重ねながら、尿と便の判別精度向上に取り組んでおり、12月の実用化をめざしています。
田川さんは、学部3年次に出会ったこの研究をさらに深めるため大学院へ進学しました。「自分の家族が寝たきりになったとき、こうしたシステムがあれば助かると思った」という思いを原点に、要介護者と介護者の双方の負担軽減につながる研究に取り組んでいます。
研究で培った知識を生かし、卒業後は介護見守り事業を手がける企業へ進む田川さん
また、同専攻1年次生の天野さんと、情報工学科4年次生の峠さんは、人とロボットが位置情報を共有できる「屋内版GPS」の研究を紹介しました。
この技術は、屋内施設を点検する作業員の誘導、清掃ロボットの自律走行と転落防止などへの活用が期待されています。来年度完成予定の情報学部新学舎への導入も予定されており、キャンパス内での活用も見据えています。
「新学舎では教室のごみ回収をロボットに任せる構想もある」と説明する天野さん
■産学連携によるIoT実証プロジェクトも紹介
株式会社中電工のブースでは、工学部電子情報工学科電子情報工学コースの田中武教授が連携して取り組むIoT実証プロジェクトの成果も展示されました。
会場では、CO₂濃度を計測する環境センサーや、河川の水位監視に活用する水位・水圧センサー、津波予測システムなどを紹介。社会課題の解決をめざし、研究成果を実社会へ展開する取り組みを発信しました。
広島県立広島皆実高等学校衛生看護科で実証を行った環境センサー
会場には、企業のIT関連担当者をはじめ、本学の卒業生も多く来場しました。卒業生が学生や教員と言葉を交わす場面も見られ、研究成果の発信だけでなく、本学の学びや研究が社会とつながることを実感できる機会となりました。
広島工業大学では今後も、産学連携や実証実験を通じて研究成果の社会実装を進めるとともに、地域や社会の課題解決に貢献できる人材の育成に取り組んでいきます。