本学学生の研究成果が国際雑誌『Results in Applied Mathematics』(Elsevier)に掲載されました
2025.10.01
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本学工学部電気システム工学科4年次生の宮内さん(山口県立新南陽高等学校出身/山口県)と崎川さん(徳島県立徳島科学技術高等学校出身/徳島県)の卒業研究成果が、国際的な査読付き学術雑誌『Results in Applied Mathematics』(Elsevier社)に掲載されました。
論文タイトルは"Oscillation of generalized Riemann-Weber type differential equations with delay" です。
指導教員は環境土木工学科の石橋和葵講師です。
右から石橋講師、宮内さん、崎川さん
■研究概要
数学分野で知られるリーマン-ウェーバー方程式は、古典的な線形微分方程式の一つであり、その解が無限個の零点をもつ(振動する)かどうかは関数方程式論における基本的課題です。
宮内さんと崎川さんは、この方程式に「時間遅れ」と「対数的に変化する摂動項」を加えて拡張し、その解の振る舞いを解析しました。
主な成果は以下のとおりです。
- 遅延項と対数摂動項を同時に含む場合に、すべての非自明解が振動するための条件を厳密に導出。
- 遅延を含む場合でも、振動と非振動を分ける「臨界値」は古典的な理論と一致することを解明。
- 遅延がない場合には既存の結果に帰着することを確認し、研究の一貫性を保証。
この成果は、学部生が中心となって進めた研究としては非常に稀有なものであり、遅延を伴う常微分方程式の理論発展に寄与するものです。
■学生コメント
宮内さん
「壁にぶつかることもありましたが、粘り強く考え抜いた成果が形になり、本当に嬉しいです」
崎川さん
「初めは内容の理解に苦戦しましたが、議論や検討を重ねることで着実に理解が深まりました。成果を得られて素直にうれしく思います」
■参考リンク
本研究成果はオープンアクセスとして公開されています。
■補足
なお、本研究は宮内さん・崎川さんが所属する 電気システム工学科 において開始されましたが、指導教員である石橋講師がその後 環境土木工学科へ配置換え となったため、学科をまたいだ指導体制となりました。石橋講師が主指導教員を務め、研究を一貫してサポートしています。