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宮島・土曜講座2025がスタートしました

2025.11.11

このニュースは、クローズされました

宮島土曜講座2025の第1回講座を2025年10月25日に、宮島にある本学施設の地域環境宮島学習センター(通称:宮島こもん)で開催しました。
同講座は宮島地域の文化・歴史・建築・まちづくりをテーマに、大学と地域、行政、企業、市民が共に学び、考えることを目的とした講座で、今年で16年目を迎えました。
これまでも廿日市市との包括連携協力事業として、宮島だけでなく全国各地の「まちづくり」に関連する題材を取り上げた講座を展開してきましたが、本年度からは本学のプロジェクト研究「宮島町家とまちなみの持続可能性技術研究センター」の一環としても実施しています。

会場となった宮島こもん、1935年に建てられた宮島の伝統的な町家の一つを活用したもの

会場となった宮島こもん、1935年に建てられた宮島の伝統的な町家の一つを活用したもの

■「住み続けられるまち」であるために、木造建築物にできる地震対策を考察

2025年の同講座のメインテーマは「住み続けられるまちづくり」です。第1回は、山口大学大学院 創成科学研究科の松本 直之准教授を講師にお迎えし、「歴史的建築物の地震被害と対策」と題して安全な住宅としての町家の在り方を探りました。

松本氏は、近代木造建築の漆喰壁などに代表される材料の性能や構法の歴史、そして現在の「都市木造」と呼ばれる木造ビルに関する技術など幅広い分野の研究に取り組まれています。
講座では、歴史的建造物の材料や構法などの特徴、構造評価や耐震対策の現状に加え、2024年1月に発生した能登半島地震の被害を例に、効果的な補強方法などについて、木造建築をさまざまな角度から検証したお話をしていただきました。

日本建築学会で伝統的木造建築の防災と保全特別調査委員会の幹事も務める松本氏

日本建築学会で伝統的木造建築の防災と保全特別調査委員会の幹事も務める松本氏

実際に補強の研究に使用している部材もご持参いただき、参加者に披露した

実際に補強の研究に使用している部材もご持参いただき、参加者に披露した

■親子2代にわたり、講座に参加してくださる人も

毎年、この講座を楽しみに参加してくださる岡崎さん。
本講座の初回から欠かさず参加されていたお父様の思いを受け継いで、参加してくださっています。ご自身も今年、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)にあるご実家の改修工事を終え、まちづくりへの関心をさらに深めていらっしゃいます。

「実際に住んで体感していることが講座で解き明かされるのが興味深く、楽しみにしている」と話す岡崎さん

「実際に住んで体感していることが講座で解き明かされるのが興味深く、楽しみにしている」と話す岡崎さん

■次回は11月15日に開催。同日に、情報交換ゼミ「オープンこもん」も実施

講座当日の午前中には、まちづくりをテーマとしたオープンゼミ「オープンこもん」も実施しました。同ゼミは発表者も討論者も自由参加形式のゼミで、一般の方々はもちろん、宮島やまちづくりに関心のある学生が参加しています。

オープンこもんは宮島やまちづくりに関心のある人なら誰でも参加可能(要事前連絡)

オープンこもんは宮島やまちづくりに関心のある人なら誰でも参加可能(要事前連絡)

次回の宮島・土曜講座は11月15日に「住民による住民のための移動手段確保」について、第3回は12月20日に「民家の歴史」を開催予定です。
ぜひご参加ください。

宮島・土曜講座へのお申し込みはメールで受け付けています。
講座前日までに、参加日・氏名・メールアドレスを明記のうえ、代表世話人の伊藤雅教授までご連絡ください。

E-mail:t.itoh.sn@cc.it-hiroshima.ac.jp