広島県と連携した「ひろしま業界研究講座」を開催しました
2026.01.17
このニュースは、クローズされました
工学部 知能機械工学科※では、授業科目「社会実践H」の一環として、「機械系の技術者のキャリアデザインと社会実践」をテーマにした特別講演を2025年12月17日に実施しました。本講演は、本学卒業生を含む県内企業の現役技術者を招き、学生が将来のキャリア形成について具体的に考えることを目的として開催されたものです。
今回は昨年度に引き続き、広島県商工労働局との連携による「ひろしま業界研究講座」を兼ねて実施しました。
■広島県による就職支援の取り組み
はじめに、広島県商工労働局 雇用推進課の大橋さんより、広島県が行っている就職支援の取り組みについて説明がありました。中国・四国地方の各自治体が地元就職の支援に力を入れていることや、広島県の支援制度を積極的に活用してほしいと呼びかけがありました。
機械系の企業に多いBtoB企業の特徴について説明する大橋さん
■テラル株式会社の卒業生が語る、流体機械の仕事
続いて、福山市に本社を置く流体機械メーカー テラル株式会社から3名の方が登壇しました。そのうち1名は、本学卒業生の岡崎さん(知能機械工学科※卒)です。
テラル株式会社の岡崎さん(中央)と、同社から登壇した2名
講演では、ポンプや送風機といった流体機械の役割や重要性について解説があり、大学で学ぶ流体力学や材料力学が、実際の製品設計や解析業務にどのように活かされているかが紹介されました。
また、学生時代の学びや生活において、ひたむきに取り組み、しっかりとやり遂げる責任感を養っておくと社会人になっても役立つと語られました。
■ホウコクホールディングスグループが支える水資源と防災技術
3番目には、豊国工業株式会社、株式会社豊国エンジニアリング、株式会社豊国エコソリューションズの3社から、それぞれ1名ずつ、計3名の方が登壇しました。
登壇者はいずれも本学の卒業生
豊国工業の中村さん(機械システム工学科※卒)からは、水門メーカーとして防災・治水・水資源管理に関わる製品を手がけていること、また大学近隣の河川に設置されている水門にも同社の製品が使われていることが紹介されました。水門の役割を通して、「水の大切さ」や機械工学が果たす社会的役割について語られました。
豊国エンジニアリングの南部さん(地域環境学科卒)からは、業務の内容や、大学での学びが実務にどのようにつながっているのかについて説明がありました。
また、豊国エコソリューションズの鳥越さん(知能機械工学科※卒)からは、講演会場であるNexus棟の空調設備や自家発電装置の設計・施工を担当した経験を紹介され、学生時代の学びが実際の設計業務に活かされていることが語られました。
■学生時代の学びが、将来の力になる
講演の最後には、学科長の佐藤裕樹教授より総括が行われました。
大学での勉強が卒業後の業務と密接に関係していることや、社会人基礎力、そして「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」の重要性について改めて語られました。
講演後は、流体力学実験室や鳥人間コンテスト出場機体の見学が行われ、来学した卒業生からは「懐かしい」「大学時代を思い出す」といった声が聞かれました。
新しい飛行機の機体も見学いただいた
今回の講座が、学生にとって今後の学びや進路選択を考えるきっかけとなり、大学での学びと社会とのつながりを実感する機会になることを期待しています。
ご登壇・ご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
※2025年4月、広島工業大学は3学部11学科に改組しました。