広島工業大学

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学生と企業によるコラボ住宅の落成式を行いました。~建築デザイン学科

2023.01.24

このニュースは、クローズされました

本学は福山市に拠点を置くハートフルホーム福山(株)と研究業務委託を結んでいます。
これまで「コロナ禍での新しい住宅」をテーマに、環境学部建築デザイン学科平田ゼミ、上野ゼミの学生が研究課題に取り組んできました。そして最終発表で見事グランプリに輝いたグループのプランを基に建設したモデルハウスが福山市山手町で同社が手掛ける住宅地に建設され、落成式を行いました。

完成したモデルハウス「vase」

完成したモデルハウス「vase」

コンセプト『外に開いて内に開く』

コンセプト『外に開いて内に開く』(PDFはこちら

落成式に参加したのは、2022年3月の最終発表でグランプリを受賞したグループの、小西さん(広島国際学院高等学校出身/広島県)、前野さん(愛媛県立北宇和高等学校出身/愛媛県)、熊井さん(大手前高松高等学校出身/香川県)、設楽さん(広島県瀬戸内高等学校出身/広島県)。最終発表での受賞から、学生たちは細かな間取りの調整やカラー決定など、同社のプロジェクトチームと何度も打ち合わせを行いました。モデルハウスは6月に着工し、8月の棟上げの際には建設中のモデルハウスの中に入り、柱に思いを込めて学生一人ずつが文字入れを行いました。住宅づくりを直接肌で感じ、学生達は建築業者で一緒に働いているかのような体験をしました。

ハートフルホーム福山(株)の濱畑社長と学生・教員でテープカットを行った

ハートフルホーム福山(株)の濱畑社長と学生・教員でテープカットを行った

そして落成式となるこの日、集まったメディアの方へ向けハートフルホーム(株)の濱畑社長と共にモデルハウスを披露しました。

コロナ禍でも外テラスでくつろぐことができるスペース

コロナ禍でも外テラスでくつろぐことができるスペース

雨の日でも8畳の室内テラスで遊ぶことができ、戸を開けると外テラスと一体で使える

雨の日でも8畳の室内テラスで遊ぶことができ、戸を開けると外テラスと一体で使える

花瓶には「輝かせてくれる存在・自らも魅力的な存在・形を変化させ多様な顔を見せる」といった魅力があります。「vase」(花瓶)と名付けた今回のモデルハウスには、安心に包まれた可変性のある、家族の成長と次代に寄り添う家になってほしいという想いが込められています。

2階には約10畳の広い子供部屋。扉が2ヵ所あり、将来的には二部屋に区切ることができる

2階には約10畳の広い子供部屋。扉が2ヵ所あり、将来的には二部屋に区切ることができる

寝室にあるリモートワークスペース

寝室にあるリモートワークスペース

家族とのコミュニケーションや気分転換、リモートワークの環境、住宅内での感染対策など様々な環境が求められるアフターコロナの住宅。1階の土間(室内テラス)は空間の繋がりを意識した設計となっており、居住者が自由に使い方を決められるスペースでもあります。

玄関ホールは吹き抜けで、1階と2階の気配がそれぞれ感じられる

玄関ホールは吹き抜けで、1階と2階の気配がそれぞれ感じられる

玄関ホールから続く室内テラス。さらに外テラスともつながり、とても広く感じる

玄関ホールから続く室内テラス。さらに外テラスともつながり、とても広く感じる

階段側の入口から入るとコロナ感染対策用の洗面で手を洗ってからLDKへ入れる

階段側の入口から入るとコロナ感染対策用の洗面で手を洗ってからLDKへ入れる

LDKに限らず空が見える上部の窓が多い。下部の窓は地域と繋がる・閉じることが自由

LDKに限らず空が見える上部の窓が多い。下部の窓は地域と繋がる・閉じることが自由

開放して大きな空間を創ったり、子供たちの遊び場にしたり、雨の日でも室内で気分転換を行ったりするなど、使い方は居住者次第。そのほかも特徴的な2階バルコニーの空間や吹き抜けなど、学生の工夫が随所に見られます。

リーダーの小西さんは、「設計から外構、仕様決め、上棟式など初めての経験をしましたが、すべてを通して、楽しい!という感情が一番でした。柱に書いた”愛される家に”なってくれることを願っています」と、今回の経験を振り返りました。

学生たちはこの経験を糧に、4月には社会へ巣立っていきます。
モデルハウスは、2023年1月28日(土)に公開がスタートします。

※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。